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凄いけど凄くない神通力

最近はあまり見ませんが、私が子供のころはテレビで超能力特集の番組がたまに放映されていました。

マジックでしょ~と思っていましたが、超能力というは本当にあるようで、科学や現代の常識では考えられない不思議な能力を持っている人は意外と多いようです。

セラピストや僧侶の仕事をしていると多くの超能力者に出会います。手をかざして人を治したり、治療するポイントを感じたり、患者や信徒の悩みを言い当てたり、あっちの世界のあなたに聞いてくるね。なんて話を聞いたこともあります。

このような普通の人では持ち得ない力のことを神通力と言います。

六神通

神通力は、その能力が超人間的であるので「神」、自由無碍であるので「通」、そういった神通の「力」という意味で神通力というようです。仏教ではこの神通力を六つに分けて六神通と呼んでいます。

  • 神足通(じんそくつう)   テレポーテーション・瞬間移動
  • 天耳通(てんにつう)  聞こえない音を聞ける力、霊聴
  • 他心通(たしんつう)   他人の心を知る力
  • 宿命通(しゅくみょうつう)   自分の過去世や未来を知る力
  • 天眼通(てんげんつう)  見えないものを見る力、透視、霊視
  • 漏尽通(ろじんつう)  平常心のまま真理を知る力

どれも一般的にはあり得ない力です。

勉強している私にも理解しがたい力ですが、この仕事をしていると霊聴、透視、霊視の話などはよく聞きます。

この6つの神通力のうち、上から5つは二乗の輩でも得ることが出来ると言われています。

二乗の輩とは修行半ばの者や真理に気付かない無知な者という意味で、言い換えれば誰でも出来るということです。

例えば、天眼通や天耳通と言っても、実のところ全ての人が見えたり聞こえたりしているのです。現実世界にその情報を伝えるパイプが太いか細いかが違うだけです。

修行や霊力開発でそのパイプを太くしようとしている方々もいるようですが、見えたところで聞こえたところでたいした意味は無いことです。

「相手の心が読める」「治療点が分かる」などはセラピストとしては魅力的に映ります。優れた霊能者や教祖にだってなれるでしょう。

ですが、せっかく目に見えない世界があることに気付けたのに、霊性向上の道を外れてしまうのはとてももったいないことです。

霊性の低い能力をすばらしい力と思っていては、その力の霊性に引っ張られてしまいます。

低位の超能力を使うとそれ以上の成長は難しい

霊性を高めたいと願う人が使って良い神通力は漏神通だけです。

正確に言うと、格式の高い霊性向上の勉強をしている方は5つの神通力も使っても大丈夫だと思いますが、神通力にとらわれてはいけません。

人生をかけて霊性を高めるという信念を持たない場合は、神通力は使わない方が無難でしょう。

神通力を使えたとしても、視力が高い人、聴力が高い人というような、個性の一つであって、成長度合いを測るものではありません。

神通力を得ることが目的になってしまっては成長はそこまでになってしまいます。

  • 霊性向上が目的 ⇒ 神通力を使って良い場合もある
  • 神通力が目的 ⇒ 神通力を使わない方が良い

漏神通

漏神通だけは、正しい信仰を持ち、正しい修行をして霊性を高めた先にある力です。

いたずらに能力を求めず地味な修行を繰り返した先にあります。

決して、「神の啓示で力を得た」などというように一瞬で得られるものではありません。地道な努力で霊性向上に努めた結果得ることの出来る、文字通り霊性を高めた結果、漏れてくる神通力です。

漏神通は霊性を高めるために神様にうかがう力です。

一般的な生活ではあまり使うことの無い力だと考えています。高めた霊性をさらに高めるための力が漏神通なのだと思います。

神通力に惑わされない

自らの持つ上の5つの神通力を漏神通だと言う人がいます。言っている本人もこのページの内容を知らないので、だまそうとしているのではなく本当に凄い力だと思っているのだと思います。

漏神通を持つ方はあまり表に出て来ることが無いので、多くの場合で、神通力は5つの神通力のどれかだと考えられます。

どんなに凄い力を見せられても惑わされてはいけません。

確かに見せられると、凄い!と思ってしまいます。

でも、その凄さは超能力者としての凄さです。霊性を高める人として凄いわけではありません。

超能力番組はエンターテインメントとして楽しみましょう。

 

 

 

 

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